オタク文化の切れの端

基本的にweb小説を紹介するブログです。普通のラノベも読みます。批評とかもします。たまに一般文芸とか映画の感想とか思ったこととかが入ります。

【小説紹介と雑談】『ギアス世界に転生したら病弱な日本人女子だったんだが、俺はどうしたらいいだろうか』と二次小説について

元日本人男子の「俺」が転生した先はコードギアスの世界、しかもブリタニアと開戦する以前の日本だった。
このままだと戦争で死ぬ。
由緒正しい忍者(?)の家柄である篠崎家の娘、百合として、彼は生き残るための方法を模索する。

※読者さまからいただいたイラストはまとめて活動報告に掲載させていただいております。
まことにありがとうございます。
※本編完結しました。

 

おすすめ度☆☆☆☆

(おすすめ度 指標

☆5つ 万人におすすめ出来る完成度が非常に高い小説

☆4つ 小説好きには勿論、殆どの層におすすめできる完成度の高い小説

☆3つ 少し癖があるものの小説好きにおすすめ 

の目安で付けています)

 

 

 

 今回紹介するのはコードギアスの二次創作ですね。私はコードギアスをかなり周回遅れで履修したんですけど、遅れた理由があんまりロボットに興味がないからでした。実際のところギアスの能力やストーリーがよく、そこで大きくウケていた印象なので、ロボット物というだけでなくいろんな要素を上手く噛み合わせたところが人気だったのかなぁと今となっては思います。まあ人気のロボット物ってみんなそんな感じだと思いますが。ガンダムとかエヴァとか。

 この小説は主人公が本編開始前の世界へ転生して、原作の知識を使って未来の改変をしていく話ですね。まあ二次創作小説としては王道なのではないでしょうか。

 最近になって二次創作小説をよく読むようになったんですけど、それまではイメージとして原作キャラクターの別の魅力を引き出すのが主な目的なのかなーと漠然と思ってました。

 もちろんそういう小説もたくさんあると思うんですけど、基本的にハーメルン内で人気なのはそこの世界に別種の主人公を送り込んで原作と絡めつつ活躍させる奴ですね。そこそこ読んだ(ランキングから50作いかないくらい?)程度の認識なので違うよ? と言われるかもしれないですが。

 すでに完成された面白い世界で何者かになって活躍できる! というのがこのような小説の大きな魅力ですよね。さっくり読めるものが多いので最近はもっぱらこういうのを読んでます。

 小説の話しに戻すと、読んでるうちにあーこういうキャラクターいたなーとかこんなストーリーだったなーと思いだすことができ、主人公のキャラクターも立っていてとても面白く読めました。二次創作でも原作の出来事をすでに知っているでしょ? って感じで説明を全部すっ飛ばされるとメアリースー感が高くなってしまいますし、この辺りがきちんとしている作者さんはすごいなーと思います。私みたいなうろ覚えにも優しい。

 コードギアスを知らない、知っていても聞きかじりだけみたいな人でも楽しめます。二次創作に抵抗ない人にはお勧めです。

 

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