オタク文化の切れの端

基本的にweb小説を紹介するブログです。普通のラノベも読みます。批評とかもします。たまに一般文芸とか映画の感想とか思ったこととかが入ります。

【雑談】web小説を見切るときに考えてること

 今回は雑談です。テーマはweb小説を見切るときの判断基準ですね。

 前置きが長すぎるし脱線したので下のほうに置いておきます。割とコンテンツ全般の話になってていつまでも本題に行かなかったんですけど、消すのはなんか忍びないので……。

 ・あなたは小説を見切るときに何を考えていますか?

 まあアニメとか漫画とかなんでもそうなんですが、何らかの理由で見るのをやめるということは結構ありふれてると思うんですよ。そこには様々な理由があると思いますがことweb小説に限っていえば面白くないという理由で見限ることが多いと思います。

 だれでも気軽に投稿できるという反面、クオリティが担保されてるわけではないというのがweb小説なので。玉石混合の中から光り輝く作品を見つけなければなりません。昔はランキングがその手助けをしてくれたわけですが、今ではいろんな事情であまり機能しなくなっています。ある程度自分で探さなくてはならなくなったわけです。このサイトはその辺を考えてやりだしたんですがまあそれはいいとして。

 小説は文字で出来ている関係上、面白さの判別に時間がかかります。昔は私も結構時間をかけて読んだ後に、これちょっと……と思いながら結局惰性で読んでしまったみたいなのが結構ありました。

 それで今はというと、少なくとも1話2000文字として2~3話程度読んだ段階で自分にとって面白いのかどうかわかるようになってきました。昔はあらすじとタイトルで結構切れてた印象ですがこれもなんか脱線するので止めます。

 それでまあ題材が刺さらなかったとかそういう私個人に由来する切る理由を抜いたとして、なんかよくないで切ることも多くなってきたんですが、その”なんか”とはなんなんだろと思って考えてみたというのがこの雑談ですね。これも前置きが長い。

 それでまあ結論から言いますと、大体言葉の使い方がおかしいのと人称が急に変わるせいで頭に入りづらいというのが”なんか”の正体でした。

 

 例えば今まで三人称だったのに急に一人称になってその次の行で三人称に戻るとか、三人称の神目線なのに敬語表現でキャラを表したり。前者はパッと説明しずらいですが後者は「その姿はまさしくお嬢様のようだった」みたいな敬語表現(三人称なのになぜかキャラに敬語をしてる)にありがち。

 詳しく書けばもっといろいろでてくるんですが、その場合量がすごいのと間違いの例をパッと浮かばせれないので諦めました。引用してくるのも考えましたがめちゃ失礼なので断念。というかこれって創作指南みたいな領域に片足を突っ込みかけてるので止め時ましょう。私はただの一読者なので。大きな声で言いますがここに書かれてるのはただの私の好みの話ですよ。

 まあ他にもキャラクターの設定、状況と矛盾した描写とかも切る原因になりますが、これは割とわかりやすいのであれですね。

 このあたりが改めて私がなんで面白くないのかとを感じたところを精査してみて気づいたことだったんですが、よく見ないと間違いと説明できないところがちょっと読んだ時に違和感としてわかるのって人間結構すごいなと思いました。

 あと日本語の文法表現ってめっちゃ難しいですね……。青空文庫で名作とされてるような小説を読むと立て板に水というか描写がするする入ってきて、描写の順番とかも工夫されてるんだなぁという気持ちに。

 なんか結局本題の部分でデータが薄いしょっぱい話になりましたが、雑談だしいいのです。web小説と青空文庫の作品をちゃんとデータとって三人称や形容詞などの文の関係性を創刊グラフにするのも面白そうとは思いますが、別に論文でもないので……。

 結局何が言いたいか微妙な話しになりますがこのくらいにしておきます。

 

 

 

 

物語の好き嫌いって人によって分かれるから考察しにくいよねーみたいな話が置いてあります。↓

 

 作者の方が書いた作品を見切るというと実に傲慢な感じになりますが、面白くないと思って作品を見るのをやめるというのは誰しもやっていることですよね。アニメ、漫画、映画問わず。

 このあたりの基準というのは人ごとに違うもので、そのあたりが作品ごとの人気の差みたいなのを生み出してる訳です。みんな一律の基準だったら多様性とかないですからね。聖書しか売れない世界みたいになります。ある意味平和ですね。

 しかしながらこの基準というのはあまり明文化されていません。様々な作品が人気を博していて、一定の基準のようなものがあるのはわかるのですが、それを明文化しようとすると途端に厳しくなります。主な理由としては何がヒットしたかが個々人によって違う上、心の中を見ることはできないからですね。

 そのうえで個々人も何となく面白い、面白くないを判断している人が多数派で、なぜ面白いのかというのを深堀している人はほとんどいません。まあ楽しむだけならそういう考えをする意味は全くないので当たり前なんですが。

 なので本当はこういう精神状態にあるキャラクターがこういう動作をして~~みたいな部分が好きでも、今まで見たキャラクターでそれらに共通する項(ツンデレとか俺様とか)の要素で判断している場合はほとんどです。まあそういうキャラクター造形だとこういう風になるよねって三段論法的に判断できるので。

 脱線しました。要するにその物語の好きの理由は個々人ごとに違うのであまり考察されないし、好きな要素ですらあまり考えないのに嫌いなものを考察する人いる? みたいな話ですね。前置きが長い。