オタク文化の切れの端

基本的にweb小説を紹介するブログです。普通のラノベも読みます。批評とかもします。たまに一般文芸とか映画の感想とか思ったこととかが入ります。

【小説紹介と雑談】正体不明の妖怪(になった男)、情緒不安定な百獣の腹心になるとワンピースについて

変な果物食べて、見知った正体不明の妖怪になりました。色々あって絶望したけどメンヘラ龍のお供として彼と愉快な仲間たちと楽しくやっていこうと思います。

 

おすすめ度☆☆☆(☆) 

(おすすめ度 指標

☆5つ 万人におすすめ出来る完成度が非常に高い小説

☆4つ 小説好きには勿論、殆どの層におすすめできる完成度の高い小説

☆3つ 少し癖があるものの小説好きにおすすめ 

の目安で付けています)

 

 久しぶりに小説の紹介記事です。ワンピースと東方の二次創作ですね。主人公は東方のぬえの能力を持って転生した現代人という感じなので、基本的にワンピースの世界観がメインです。

 ワンピースはもはや説明する必要もないほど有名な漫画ですが、最新刊まできっちり追ってる人というのはどのくらいいるんでしょうかね? 私は最新刊1~2巻手前くらいは追ってますが。

 ネットだと○○編くらいまでがワンピースの全盛期だったみたいな話しが盛んに言われてますが、私的には最新刊までどれも面白いなぁと思ってみてます。個人的にはアラバスタ編までとそこからエニエスロビー編辺りで作風が転換したような感覚はありますが、どれも面白さがあってタイプが変わったという感じですかね。週間連載でこれをやってるというのはまさしく超人的だなぁなんて思います。

 この小説の話しに戻ると転生した主人公がのちに四皇の一人になるカイドウと幼少期に知り合い、一緒に成り上がっていくというストーリーですね。今本誌だとちょうどカイドウがメインでやってるので一緒に読んでおくと補強できますね。

 この小説の魅力としては丁寧な過去話や原作の掘り下げなんかもそうなんですが、何と言ってもワンピースっぽいんですよね。台詞回しとかキャラの作り方が特に。ワンピースの世界観が再現されてるというか。

 あの世界観ってかなり懐が深いというか、割と何でもありじゃないですか。主人公の力が体の体質がゴムになるなんて一歩間違えばギャグ漫画ですし、そういうシーンはやまほどあるんですが締めるところはきっちり締めていて面白い。その辺の懐深さが面白さの土台としていろんな出来事を柔軟に受け止めていて、面白さの理由の一端を担ってる感じがします。

 二次創作なのでもちろんオリキャラの主人公もいろいろしまくるんですが、それがきっちり世界観に乗っているので面白く見れるというか。話が進むほどにどんどん世界に馴染んでいく感じがいいですね。

 この小説、今も連載中なんですが本編の方の時系列に追いつきだしてるので、その辺りの情報が出るまでアクセル全開とはいけないのが難しいところです。本編の世界観を重視しているということはオリキャラを出しまくりが厳しいということですし。いや、やり方次第ではあると思うんですけど、どのくらい筆力があればできるのかは謎なとこです。

 ワンピースが好きという人には結構お勧めできます。二次には疎いのでアレなんですが、ワンピースの二次創作ってかなり多いみたいですね。最近更新されているという理由でこれを読んでたんですが、他にも探してみようかなと思いました。

 ではまた。